土曜ゼミ四回目

大沢文夫ゼミ四回目。発表者はT君。ゆらぎの誘電率などへの寄与について。一ヶ所自明でない変型があり、そこの言わんとすることがよくわからなかった。電場がかかることで、実効的な内部電場が強くなる。。。て逆じゃないのか?何はともあれ、そこをのぞけば後はOK。近似レベルの正当性については自分の中でもう少し咀嚼が必要かな。
ゼミの後に、野暮用で葛飾北斎の浮世絵を復刻している団体のショールームをたずねる。今までじっくり見たことは無かったのだけど、じっくり見せてもらうと、沢山の新しい発見。芸術性うんぬんはとりあえずおくとしても、観察力の高さと、その表現力の豊かさにただただ脱帽。高速度カメラうんぬんの話などは聞いたことがあったけれども、そこまで考えずとも、感動できる点は沢山ある。昔、青森で下北半島から遠くの山々を眺めた時、水墨画が必ずしも自分が従来思っていた程抽象的ではなく、写実的であることに気が付いて感動したことがあるが、それに似た感動なのだと思う。葛飾北斎の絵は、本質的に必要なものをしっかりと抜きだして描き出している。そのような印象を強く受けた。それは僕がきちんと見習うべき点なのだろうな。その他に聞いた実際に絵がすりあがるまでの話と併せて、とても良い経験でした。