地震研研究会二日目

朝から研究会。主に地震研側の人たちの話。今まで知らなかった概念や、摩擦に対して、理解していなかった事をたくさん知ったのは収穫。特にアスペリティの概念は初見だったし、繰り返し出てきたこともあって印象に残った。はっちゃけた言い方をすれば、地盤の状態を二つに分けて理解しよう、という試みだと思うのだけれど、そのように単純にわけられる理由は良くわからなかった。実際のところ、アスペリティなところとそうでないところの境界部の厚さが、その系のスケールに比べて十分小さいのか、どうでないのか。ほとんどの議論は明示的に示されてはいないが、十分小さい、という仮定を暗黙のうちに導入しているように思える。それが事実であるならば、それを正当化するようなメカニズムがどこかしかにある必要がある。それが摩擦の構成則だ、というのは一見もっともらしいが実際はどうか。研究会を通して聞いた印象としては、とりあえずそこに原因を求めるのが一番もっともらしいようには思えなくも無い。
物理からの発表も、初めて聞くような話しもあって、面白かった。特にHさんの光弾性の立場からの実験は常々やりたいと思っていた事だけに興味深かった。
研究会後に、僕がやっていたことと似たような事をやっている人を発見。うれしくなると同時に、論文にせにゃあかんなぁ、と再認識。行動力を高めなければ。その後飲み会。色々しゃべった。