ICR一日目

オープニングトークの後は,パラレルセッション集合へと移管.物理学会並みに人が沢山いる,従って,セッションも沢山あるので,どれを聞いていいか迷う迷う.
午前中は,4体相関をコロイド系で測定した,というフランスの人の話が1つ.といってもまぁ,シミュレーションではあったけれども.ちょっと目を引いたのが,プラトーが出る領域と,きちんとピークが出る領域をどちらも見ていた点.まぁ,転移と言うからには当たり前なんだけど,余り見たことがない気がする.まぁ他の人が,見せる意味が無い,ってことで見せてないだけかもしれないけど.でも結局微視的な量ではある.もうひとつ,生体内(細胞内)の動的な性質を調べるために,プローブになる微粒子を混ぜるけれども,その大きさによって,結果が微妙に変わるよ,という話.なんか途中でいきなりちんぷんかんぷんになってしまった.午前中最後は,ポリマーを結晶化させる時の系の静的な構造の変化の測定に関する話.ていうか,題名の大げささに受けた.話としては,方向秩序と,密度秩序の変化を光小角散乱の強度で見ながら,同時に顕微鏡で観察していた.ガラス化しているのか,結晶化しているのか,というような文脈で捉えていたけど,まぁ,そうなのかな,という感じ.
午後は,ガラスのセッションに出ずっぱり.どういうことが問題なのか,講演を通して知るのを目指す.それにしても工学系だからなのかもしれないけど,結構みんなMode Coupling Theoryを信じているみたい.ちょっと意外だった.実験系の人は余り信じていない,と聞いたのだけれども.まぁ,扱いとしてはFittingを行う理論の1つ,という扱いだから,まぁそんなものと言えばそんなものなのかも.それにしても,最後の2つがどちらもドタキャンってどういうこっちゃ.結構楽しみにしていたのになぁ.
夜は,水族館でディナータイム.いや,ありえませんから.なんじゃこりゃ???つくづく知り合いがほとんどいないことを半分後悔,半分喜びつつ楽しみました.